丹波市市民プラザ指定管理者の変更について
日頃は当法人の運営にご理解、ご支援、連携いただき、誠にありがとうございます。また、この間、丹波市市民プラザ・丹波市市民活動支援センターでの事業を通じてご縁をいただいたみなさまにご心配、ご不安、疑問を抱かせる状況になったことについて、まずもってお詫び申し上げます。
●指定管理事業への非応募の経緯について
丹波市議会令和7年度12月定例会での議決、また2025年12月28日丹波新聞をはじめとした報道等でも取り上げられたとおり、2026〜2030年度の丹波市市民プラザ(丹波市市民活動支援センター業務含む)の指定管理者が変更となります。
丹波市が2018年4月に策定した、丹波市市民プラザ基本計画及び丹波市市民活動支援センター基本計画では、その開設に向けて支援人材育成研修と市外専門事業者による当面の間の運営を通して、丹波市の人材・団体が、丹波市の市民活動や地域づくりを支援するという考え方が示されています。
当法人はそのプロセスを通して誕生したNPO法人として、2021年度から1年間は委託契約にて、2022年度から4年間は指定管理者として、丹波市市民プラザの運営を担ってきました。
主なスタッフは人材育成の段階から約7年半にわたって、丹波市内の市民活動、地域づくり、生涯学習の推進に取り組んできました。その期間を通し、運営事業者として市の求める仕様を満たしつつ、丹波市市民プラザに求められる役割・運営コンセプトである”みんなでつくり、育てる”を重視しながら事業を推進してきました。当然、課題はあるものの一定の成果を上げることができたと考えています。社会的な評価としても施設は文部科学省優良公民館表彰を受けたり、法人としては中山間地における、市民活動・地域自治を支援する地元発の数少ない団体として、兵庫県内外で着目、ご期待いただき、市内外でその支援事業を展開し、ご評価もいただいてきました。
このような中、今夏に丹波市により指定管理業務事業者選定のための公募型プロポーザルが実施されたわけですが、当法人は総会、理事会、スタッフでの協議の結果、その公募に対し応募しませんでした。
この間、現在の丹波市政と当法人の理念、方針、考え方に相違があり、引き続き当該指定管理業務を継続することは、当法人ミッションの実現に適切・適当ではないと考えたことがその理由です。来年度からは新たな指定管理者がその専門性等を活かし、事業に取り組まれるとお聞きしています。混乱する状況も生じるかと存じますが、ご理解いただければ幸甚です。
●今後の当法人の事業展開について
我々は、丹波市市民プラザ開設が契機となって誕生した法人ではありますが、それは1つのきっかけです。丹波市市民プラザを運営すること、あるいは丹波市役所のために、丹波市のみで事業を行う組織ではありません。設立趣旨書やミッションに示すとおり、大きな社会変容の中、丹波から地域自治の再興と持続可能な地域社会の創造を目的とした組織です。
形は変わりますが、来年度以降もNPO・市民社会組織として、当法人のミッションに基づき、引き続き地域活動・市民活動の支援を行っていく所存です。
2026年度以降の事業や組織体制については改めて関係するみなさまへお知らせいたしますが、これからもよろしくお願いいたします。また、丹波市市民プラザの運営については2026年3月末までとなりますが、引き続きご理解、ご支援、ご参画をよろしくお願いいたします。
2025年12月29日
特定非営利活動法人丹波ひとまち支援機構
代表理事 戸田幸典

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