ミッション

 私たちは、人口減少・少子高齢化・気候変動・感染症との共存等により変容するこれからの地域社会における住民自治・地域自治の重要性を再認識し、丹波地域をはじめとする中山間地の地域運営組織・市民活動団体等への支援とその担い手づくりを行うとともに、自治体との協働や調査・研究を通して、住民自治・地域自治の再興と持続可能な地域社会の創造に寄与します。

 私たちは、急激な人口減少と高齢化の中にある日本、そして気候変動、新型コロナウイルス等感染症拡大という世界規模の課題にも直面し、大きく変容する社会に暮らしています。 これからも持続可能で豊かな社会に暮らしていくためには、近代化以降続いてきた拡大・成長する社会を前提とした公共のあり方・行政と市民の関係性や役割を、さらに縮小する社会に合わせて見直し、変えていくことが必要です。また、気候変動や感染症対策などの課題に対しても、市民1人ひとりがお互いに支え合い、協働して対応していくことが求められています。 それらに応えるため、そこに暮らす市民1人ひとりを大切にし、参画できる住民自治・地域自治(以下、地域自治)の役割と重要性を再認識し、力を発揮できるよう、時代にあった形でエンパワメントしていく仕組みが求められていると考えます。

 人口減少等の課題に日本の中でも早く直面している中山間地域にあっては、特に、地域自治による地域課題への対応、まちづくりが重要となっています。私たちは、ここ丹波から、地域運営組織や市民活動団体への支援、生涯学習の推進を通じ、持続可能なまちづくりにむけた地域自治の再興と市民意識の醸成に挑戦するため「丹波ひとまち支援機構」2020年10月に設立しました。

 丹波・但馬地域、他地域へは、他の中間支援組織や各自治体と協働し、研究・人材育成、情報収集発信などの面的支援の充実を図りながら、取り組みを広げていきます。


「たんえん」とは

法人名の通称「たんえん」には、丹波を中心とした支援・ 縁 ・ エンパワメント・ 丹波一円 ・ 一丸 となる・巡る・多面性といった意味を込めています。

テーマカラー

たんえんを逆から読んだ「えんたん」色。「えんたん」は下地に塗る顔料の1つ。地域づくりにおける私たちの役割のイメージにもつながると考え、採用しました。

NPO法人として

阪神淡路大震災における市民活動の価値をふまえ、市民社会創造に向けて法制化された特定非営利活動促進法の価値を尊重し、特定非営利活動法人として設立しました。