［活動報告］丹波市主催「山南地域の10年後を考えるワークショップ」の企画・運営を行いました。

NPO法人丹波ひとまち支援機構(以下、当法人)では丹波市からの委託を受け、「山南地域の10年後を考えるワークショップ」の企画・運営を行いました。

このワークショップは、山南地域が今年4月に総務省から指定される過疎地域となったことを受け、地域のこれからを話し合う場として開催されたものです。

ワークショップはまず山南地域内の各地区(上久下・久下・小川・和田)単位で開催し、そこで得られた住民の声を持ち寄り、最後に山南地域全体でのワークショップを実施する形式としました。

全体ワークショップでは各地区で得られた住民の声を基に6つのテーマを取り上げ、グループ毎に「10年後の地域のありたい姿」や「それを実現するために市民や地域でできること」について意見を出し合いました。当法人スタッフも、各グループにファシリテーターとして参加。『地域コミュニティ』をテーマに取り扱ったグループでは、「ボランティアや有志のグループに対し必要な物品等のサポートを行政・自治協議会で行う」「地域の小さな仕事を気軽に請け負える内職センターのようなものを作ってはどうか」といったアイデアが出されるなど、多くのグループで「地域のありたい姿」実現のためのより具体的な提案がなされ、活発な意見交換が行われたことが窺えました。


丹波市では過疎地域持続的発展計画(以下、過疎計画)を策定し、7月～8月にかけてパブリックコメントを実施するとしています。

当法人では今回のワークショップの取り組みを次に繋げるべく、過疎計画を読み合い、気になることや疑問点を市担当者に質問する「パブコメミーティング」を開催予定です。今後とも当法人では、住民が地域のこれからについて自ら考え、話し合い、そして行動する住民自治の実現に向けて取り組んでまいります。