[活動報告]「学校を核とした地域づくり」を応援するまなびの里プロジェクト ふりかえり交流会を開催しました
担当:蔦木伸一郎、戸田幸典
今年度のプロジェクトをふりかえり、地域と学校の連携・協働に取り組む学校、地域、市民、行政の実践報告と意見交換を行う交流会を2/19(日)に丹波市立南小学校を会場に開催しました。
学校、地域、市民、行政が一同に会して、地域と学校の連携・協働の取り組みついてお互いに共有し合い、丹波市における「学校を核とした地域づくり」の推進とそれを担う人材育成や人材の配置の必要性ついて意見交換が行われました。
今回は、学校関係者、地域住民の他に、学校教育、社会教育、生涯学習・地域づくりを担う行政の職員や市議会議員など34名が参加し、多様な主体が交わる場になりました。
〇開催日時:2023年2月19日(日)13時30分~16時頃
〇開催場所:丹波市立南小学校
〇参加者 :34名(事務局除く)
〇内容:
全体テーマ「子ども大人も、学び合い、育ち合う地域になるために」
1.趣旨説明
「まなびの里プロジェクトの成果と今後の課題」
NPO法人丹波ひとまち支援機構 スタッフ・社会教育士 蔦木伸一郎
2.「学び合い、育ち合う」をテーマとした活動紹介
①行政
「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的な推進に向けた取り組み」
丹波市教育委員会 教育部 学校教育課 平瀬憲利さん
丹波市教育委員会 教育部 社会教育・文化財課 足立恵一さん
「知識循環型生涯学習による持続可能なまちづくりの実現に向けた取り組み」
丹波市まちづくり部 市民活動課 足立大希さん
②市民
「地域学校協働活動における大人の学び」
丹波市社会教育委員 荒木伸雄さん
③学校/地域
「ぬぬぎの学びづくり、ひとづくり、地域づくり」
丹波市立南小学校 藤田直道さん
南小学校 地域学校協働活動推進員 松本佳則さん
「学校図書室のリノベーションとコミスクだよりによる広報活動」
丹波市立西小学校 地域学校協働活動推進員 中村美穂さん
3.グループ交流
活動紹介の感想、テーマについての意見交換 などグループで交流
報告者からは、「学校教育、社会教育、地域づくりを所管する行政部署の連携のあり方」、「学校支援コーディネーター、地域学校協働活動推進員、地域コミュニティ活動推進員の役割の整理」や「地域学校協働活動を担う人材の配置に向けた人材育成の必要性」、「子どもと地域の大人がつながることの意義や効果」、「子どもたちや先生たちの変化」について、報告がありました。
報告のあと、丹波市の片山則昭教育長から『来年度の教育重点施策として、「学校を核とした地域づくり」を位置づけ、力を入れていく。そのためには、地域学校協働活動を担う人材の育成がとても重要だ」というコメントをいただきました。
参加者からは次のような感想が出ていました。
- 『すごい熱量と情報量でとても勉強になりました。学校と地域のつながりはとても大切だと思います。』
- 『先生から小学校の児童さんのお声をきけて、この活動の尊さを感じました。お母さん仲間に広めたいです。』
- 『地域づくりと学校とのつながりが大切だと感じました。』
- 『今日のような研修の場でメリットなどがPRされ、配置が進むことを期待しています。行政側としても、配置増に向け、取り組みを強化していきたいと考えます。』
- 『大人も子どもも学び合うことは大事で、地域、学校の関わりを深める必要がある。』
- 『地域学校協働活動推進員の養成・育成に向けた取り組みの重要性を再確認しました。社会教育部門と地域づくり部門の連携が重要。』
- 『人財育成がとても重要と感じました。行政による社会教育の推進もとても大切です。地域にまかせるのではなく、行政も各校区に入っていくことが必要と感じます。』
- 『教育の目標だけでなく、地域の課題や地域づくりのビジョンも共有していくことが大切だと思いました。地域学校協働活動推進員の数が少ないということも課題だと感じました。』
「学校を核とした地域づくり」を応援するまなびの里プロジェクトの今年度の活動はこれで終了になります。ご参加いただいたみなさま、ご協力・ご支援いただいたみなさま、ありがとうございました。
今年度の活動はこちらの記事をご覧ください
7月交流会 https://tam-en.org/manabipj1/
9月講座 https://tam-en.org/manabipj3/
10月講座 https://tam-en.org/manabipj4/
11月講座 https://tam-en.org/manabipj5/
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